肝機能に効果的なしじみ成分と身体への働き

オルニチンってどんなもの?

オルニチンという成分名、どこかで聞いたことがある方も多いでしょう。二日酔いに効くと言われており、しじみに多く含まれている栄養素です。

このオルニチン、実は直接二日酔いに効くというわけではなく、肝臓の働きをサポートする成分。飲み過ぎ、食べ過ぎやストレスで現代人の肝臓は常に疲れています。疲労で肝臓の働きが低下してしまうと、全身の倦怠感にもつながります。そして肝臓の本来の働きである、アンモニア解毒が進まない状況に陥ってしまうのです。

オルニチンは、そのアンモニア解毒を助けるため、肝臓の機能を正常に戻してくれる働きを持っています。ひいては、二日酔いの症状を抑えたり、体の疲労感を和らげたり、朝の目覚めが良くなったり、ということまで期待できるのです。

少し違う角度から見ると、オルニチンには血中に溶け込みアルコール濃度の上昇を抑える働きもあるので、お酒を飲む前にオルニチンを摂取することで、多少酔いにくくなる効果も期待できます。ただし、それほど過剰な期待はできません。

さて、オルニチンはしじみ以外にどのような食品に含まれているのでしょうか。

実は、マグロやイカなどの魚介類、チーズ、パンなど、いろいろな食品に含まれています。が、その含有量は非常に少なく、しじみに含まれるオルニチン含有量は、その他の食品の含有量の、実に10倍以上。しじみを毎日食べ続けるのは大変ですね。オルニチンはやはりサプリメントを上手に活用することで取り入れるのが簡単なようです。